医者の平均年収は聞いたことがあると思いますが、実は都道府県別でも医師の年収には違いがあります。
自分の年収と比べてみることで「今の働き方や能力が年収に適しているのか」の参考に出来るかと思います。
今回は意外と知らない、医師の平均年収が高い都道府県ランキングを紹介します。
全国の医師の平均年収
厚生労働省が毎年実施している調査によると、平成27年の医師全体の平均年収は1,098万円。
ここで都道府県別で平均年収を見てみると、平均を上回っているのは27都道府県でした。
では、一体どこの都道府県が年収が高いのか見ていきましょう。
【1位~5位の発表】
1位:岩手県 1758.12万円
2位:鹿児島県 1651.68万円
3位:福井県 1559.16万円
4位:山梨県 1552.44万円
5位:沖縄県 1543.92万円
【6位~10位】
6位:富山県 1416.24万円
7位:大分県 1386.24万円
8位:三重県 1324.44万円
9位:熊本県 1314.6万円
10位:奈良県 1303.8万円
という結果となっています。
なんと東京都は36位という結果でした。
1位の岩手県については東京都の平均の約2倍の収入があり、最下位の都道府県に関しては比べると3倍も違いがあるのは驚きです。
この結果を見てみると、上位にランクインしているのは大都市でないことがわかります。
基本給以外の割合が多い所得ランキング
全国平均で見ると実は医師の収入の約13%が基本給以外の収入です。
手当や時間外労働など収入の内訳については詳しくわかりませんが、年収が高い=良いというわけではなく、年収が高いぶん時間外労働が多いということも考えられるということです。
そのため上記の年収ランキングだけでなく、基本給以外の割合が大きい所得ランキングもチェックしておくのがおすすめです。
【基本給以外の割合が多い都道府県別ランキング】
1位は和歌山県で34.55%
2位は京都府で25.68%
3位は大阪で24.82%
4位は岐阜県で22.48%
5位は埼玉県で17.78%
6位は愛知県で27.34%
7位は滋賀県で15.51%
8位は宮崎県で15.34%
9位は栃木県の15.22%
10位は香川県の13.20%
となっています。
尚、全国平均は13.2%という結果でした。
また最下位の都道府県などでは0%とというところもあります。
以上を参考に良い働き方を
都道府県別の平均年収&基本給以外の所得を合わせてみることで、全国の医師の収入や働き方状況が少しでも把握できるかと思います。
現在の働き方が自分に適しているのか気になる方や、転職を考えている人はぜひ参考にしてくださいね。