医師にとって忘れられない患者さんとは、どのような患者さんなのでしょうか。
良い意味で忘れられない患者さんはもちろん、悪い意味で忘れられない患者さんもいるかもしれません。
ここでは、医師が忘れられない患者さんについてご紹介します。
末期がんなどの大きな病を患った患者さん
大きな病院に勤めている医師は、たくさんの患者さんと接する機会がありますが、その中でも末期がんをはじめとする大きな病を患った患者さんは忘れられないと聞きます。
末期がんなどの大きな病を患っている患者さんの多くは、定期的に病院に通わないような人で、フラッときて検査してみたら大きな病気が判明するようです。
このような患者さんの場合、そのまま担当医として治療にあたることもあり、場合によってはそのまま患者さんを看取るケースも少なくありません。
その際、患者さんの諦めない姿勢や、今までの治療を感謝されたり、ご遺族の方から感謝の言葉をいただいたりすることも多いので、医師にとって最も忘れられない患者さんになるようです。
また、治療の甲斐あって回復した患者さんに関しても、二人三脚で治療を続けているため、喜びの記憶として忘れられないと聞きます。
患者さんが小さい頃から担当している
医師が忘れられない患者さんだと語る中には、患者さんが小さい頃から担当しているケースも含まれています。
特に、小児科に勤務している医師に多い経験談です。
小さい頃から持病に悩まされて通院する子供は決して少なくありません。
そのため、子供の頃から診察していたという医師も多く見られます。
忘れられない理由は、やはり、長い間担当医として接するからだそうです。
成長する姿や大きくなるにつれて持病が良くなっていく姿等、長い間見られるのは担当医としては感慨深いものがありますよね。
また、「持病のあった患者さんが小さい頃に担当していたものの、違う病院に勤務するようになって担当ではなくなってしまった。しかし、その患者さんが小学校高学年くらいの頃にふと再会して、その成長に喜んだ」というようなエピソードもありました。
まとめ
医師が特に忘れられない患者さんは、大きな病を一緒に乗り越えた人や、患者さんが小さい頃から担当している場合などが多く見られました。
また、上記以外にも、初めて診察をした患者さんや最後までポジティブな患者さんに心打たれる思いだった等たくさんのエピソードがありました。
あなたにも忘れられない患者さんはいらっしゃいますか。