絵画はただ絵画が好きだから飾っておいたり、市場価値を求めて投資目的で買うなど、人によって目的は様々だと思います。
絵画とはそれを見るだけで癒し効果なども期待できるのです。
突き抜けるような綺麗な空や自然豊かな風景が描かれた絵画を見ると、なんとなくリラックスできませんか?
日々お疲れの皆さんに、リラックス目的で絵画を買うことをおススメします。
そこで今回は家に飾るのにおススメの絵画を描いた画家を紹介します。
①ピエール=オーギュスト・ルノワール
ルノワールは人物画のイメージが強い画家ですが、風景画も多く残しています。
明瞭で多様な色づかい、揺らめく木漏れ日による人物や風景への効果を研究した斑点状の描写など、特徴的な表現で数多くの作品を制作しました。
絹のようになめらかな手法で処理した部分と力強く絵の具をもりあげた部分とを対照的に扱った部分が魅力的に映ります。
柔らかな雰囲気の風景は、見る者の心を平静にしてくれます。
②クロード・ロラン
ロランは風景画の領域において西洋絵画史に大きな影響を及ぼしました。
次に紹介します風景画家のジョン・コンスタブルいわく、クロード・ロランのことを「世界が今まで目にした最も完璧な風景画家」だと評価しています。
クロードの風景画は「全てが美しく、全てが愛らしく、全てが心地よく安らかで心が温まる」と各所で絶賛されています。
そんな風景画は癒しを求めて家に飾るにはもってこいの作品です。
③ジョン・コンスタブル
イギリスの巨匠ターナーとともに、ヨーロッパの風景画を代表する画家のひとりです。
当時、絵画は描かれるモチーフごとに階級が分かれており、歴史画が最も高い地位の絵画でした。
しかしコンスタブルは、地元ののどかな風景や自然の変化を描いた風景画を描き続け、それまで評価されていなかった風景画の地位を押し上げたといわれています。
始めはロランの影響を受けていましたが、後に雲の動き、風の流れのような「印象的なこと」へ画家の興味は移っていきました。パレット上で絵の具を混ぜすぎずにキャンバスに置いていく手法は、印象派の先駆けともいわれています。