今後のさらなる高齢化に向けて備えておきたい5つのこと

高齢化

65歳以上の人が人口の約27%を占める超高齢社会の日本。各業界が高齢社会への対応策に追われていますが、医療業界も医療費収入の減少などの問題に頭を抱えています。クリニック経営者が心得るべき、高齢社会に対応するための5つのポイントを紹介します。

 

超高齢社会に対応できるクリニックを目指す必要性

高齢化

様々なメディアで「日本は高齢化社会である」と叫ばれており、この現状を知らないという国民はもはや皆無でしょう。

ところが、日本が『高齢化社会』と呼ばれる状態であったのは少し昔の話。

世界保健機構などの定義においては、全人口の21%が65歳以上の場合を『超高齢社会』と呼びますが、日本の65歳以上人口は約27%。

各業界が超高齢社会に対応するための施策に頭を悩ませており、個人事業主であるクリニックも例外なく対策を講じないと急速に進む高齢化に対応できず生き残り競争に耐えられなくなってしまうのです。

 

高齢化に対応するために備えておきたい5つのポイント

高齢化

クリニックを経営するドクターが心得ておきたい、高齢化に対応するために備えておくべき5つのポイントを紹介します。

①間口を広げる

国は、大きな病院は専門性の高い治療や緊急性のある治療に、中小のクリニックは町医者のような存在に、という分化を目指しています。

軽度の異常を感じた時にまずは訪れる場所という位置づけであることを意識することは、国の施策に応じていると同時に、高齢者にとって頼もしい町医者として集患に繋がることになります。

 

②専門分野に力を入れる

間口を広げることとは対極に位置する話ですが、競合クリニックを押さえて集患するためには専門分野への特化が必要です。

特に高齢者は聞いたこともないような病名などについてインターネットで知識を得るなどの行動に出るよりも「まずは専門医に診てもらう」と考える傾向があるので、専門性の高いスキルを身につけると同時に講演などアピールする機会を活用する必要があります。

 

③初期費用を抑える

クリニックの初期費用は開業後の経営を左右する重要事項です。

医療費の収入が下降の一途をたどることは明らかなので、自身のクリニックで「行う診療」と、反対に「行わない診療」を明確に線引きし、無駄のない開業を目指すことが健全な経営の秘訣です。

 

④高齢者のニーズに対応する

開業前の診療圏調査で高齢者の分布や高齢者がアクセスしやすい立地であるかなどを徹底的に分析し、高齢者のニーズに対応したクリニックを目指す必要があります。

 

⑤良質な医療の提供

専門的なスキルを提供するだけでなく、不安を抱えた高齢者が病状を理解できるように平易で親切な説明を行うなど、患者である高齢者の立場に立った良質な医療を提供することが高齢者を対象とした集患に最も効果的です。

 

以上の5点に留意して、超高齢社会である日本の現状に沿ったクリニックを目指しましょう。

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