「開業するか教授になるか」は、卒業する時点ですでに決めている方も多いのではないでしょうか?
今回は、「開業するか教授になるか 」の選択で迫られたときのために役立つそれぞれのメリット・デメリットをご紹介します。
開業医のメリット・デメリットとは?
開業医の平均年齢は41歳といわれています。
これは、キャリアの面や融資などの経営面などいろいろな角度から考えたときにベストなタイミングだといわれています。
開業医になるメリットとして3つあります。
一つ目は、収入です。
開業医として成功すればするほどこの収入差は広がります。
勤務医と比べ、平均収入は約1.7倍ほど上がると言われています。
二つ目は、自由に仕事ができる。
自分の裁量で仕事ができる為、プライベートの時間も確保しやすくなる等もメリットでしょう。
三つ目は、地域の医療に貢献できる。
大きく分けてこの3つが開業医のメリットと言えるでしょう。
このほかにも親の事業を継承する場合は、親孝行ができるなどのメリットもあるかもしれません。
逆にデメリットは2つあります。
一つ目は、責任がすべて問われる。
二つ目は、経営の仕事が増える。
勤務医の時とは違い、従業員の管理や運用資金の負担等、経営面での仕事がたくさんでてきます。
大きく分けるとこの2つが開業医のデメリットと言えるでしょう。
教授のメリット・デメリットとは?
最近の調査では、医師が医学博士を希望する割合は4割ともいわれています。
研究や教育を主に考える方にとって教授のメリットやデメリットは気になるのではないでしょうか?
まず、メリットですが大きく分けて3つです。
一つ目は、好きな分野で自由に研究ができる。
2つ目は社会的地位が高い。
3つ目は、大学教授をしながら副業で講演やテレビ出演などができる。
逆にデメリットは、2つです。
一つ目は、研究や論文など書きながら授業もするため時間に縛られて忙しい。
2つ目は、定期的な任期があるため教授選など争いごともある。
まとめ
「開業するか教授になるか」は自分の目指す医療は何かがしっかり見えているかどうかが重要のようです。
自分が目標とする医師像や志した理由など初心にかえって考えるのもよいかもしれません。
どちらも自由度が高いメリットはありますが、忙しい日々を送るというデメリットも一緒のようです。