経営者にとって重要なのが経営理念といわれています。
では、なぜ重要なのでしょうか?
今回は、クリニック開業における経営理念の意義についてご紹介します。
経営理念とは何か?
経営理念とは、会社の活動方針の元になるものです。
一般的に経営者が考えを発表することが多いようです。
内部では、従業員の行動指針として外部では経営者の信念や基本方針として伝えられます。
何のために開業医として経営しているか?などの目的を明確に示したものを経営理念といいます。
基本的に経営理念の意義は3つです。
この3つをおさえましょう。
意義その1.基本軸をつくる
「クリニックを開業する目的は何か」「何のためにクリニックがあるか」という目指す姿勢を今までの経験から振り返りしっかり考えて明文化することが大切です。
明確にすることで経営の岐路に立ったときに立ち戻ることができます。
判断に迷ったとき、初心に戻り方向性を見失わずに基本軸を保つことができるのが経営理念です。
意義その2.組織軸をつくる
経営理念を組織に浸透させることによって従業員の行動指針として使うことができます。
たとえば、従業員に「どのような考えでどのように行動してほしいか?」などを伝えて共有することでブレない組織をつくることができます
また、従業員の会社や仕事に対するモチベーションも上がり組織で会社の目的を達成させようとする一体感も生まれます。
基本軸があっても、結局組織として理解して行動しないと、思わぬトラブルになってしまうこともあります。
採用をする際にはこのあたりの理念や行動軸にあった人材を選ぶことも重要となります。
意義その3.社外からの信頼を得る
経営理念を社外に発信するとクリニックの思いを伝えることができます。
伝えることで、それに共感する人からの信頼も得ることができます。
この信頼が安定したクリニックの経営につながります。
また、クリニックを経営することで社会や地域に貢献しその結果、対価を得られ同時に信頼も得ることができます。
クリニックにとって多くの人から信頼を得ることは強みとなります。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、クリニック開業における経営理念の意義についてご紹介しました。
多様化している現代において自分が開業するクリニックの位置を明確にするには経営理念はとても重要です。
しかし、立派な経営理念があってもそれに伴う戦略がなければ経営は厳しいといえるでしょう。
経営理念がありミッションがある。
ミッションがあって目標がある。
目標があって計画がある。
計画があって行動がある。
この流れがないと浸透はしていきません。
そして浸透しないと外部へは伝わりません。
しっかりと考えましょう。