クリニック事業を自己資金で全てまかなうのは大変です。
多くの人は銀行の融資などを検討しているのではないでしょうか?
そのときに必要なのが「事業計画書」です。
今回は、金融機関を納得させる事業計画書の作り方についてご紹介します。
ポイントをおさえて良い事業計画書を作りましょう。
事業計画書とは?
事業計画書は、金融機関など融資や資金調達を受けるときに必要な書類です。
クリニックを運営するために「資金を集める」プレゼン資料なようなものです。
資金が集まれば、理想のクリニック経営に近づくことができます。
そして、外部の人に知ってもらい認めてもらうと自信にもなります。
認めてもらう計画書には大きく3つのポイントがあります。
ポイント1.計画が具体的かつ実現が可能か?
机上の空論のような事業計画書では、人の心は動きません。
現在やるべきことを具体的に書くのがポイントです。
たとえば、誰がどのように行うのか、そしてそれは達成する可能性や返済する可能性は高いかなどが見えると納得してもらえる可能性が高くなりますよね。
銀行融資の必要性や売上の根拠、事業の成長性から返済まで安心する材料をしっかり書きましょう。
ポイント2.わかりやすい事業計画書か?
「誰がいつどこで何をどのようにいくらくらいで行うのか」そしてそれをなぜやるのか?を自分の中で整理します。
それを誰がみてもわかるような文章で書くことがポイントです。
たとえば、概要や要約がある、専門用語が使われていない、事業計画の具体的な数字が入っていたらわかりやすいでしょう。
特に数字は、決断する要素の一つですので、いかにわかりやすく、具体的な数字であるかが重要となってくるでしょう。
ポイント3.市場分析とリサーチの結果から出す仮説の売上か?
具体的な数字といっても事業計画のときではしっかりと見えないのも事実です。
だからこそ仮説をしっかりと立てることが重要です。
仮説を立てる上で重要になるのが市場の分析やリサーチです。
たとえば、まわりに見込める患者数や競合クリニックの数などがいくつあるか、また開業する地域の人口増加率やお客様が求めていることは何か?などを調査した上で数字を出すと信頼性が増すでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、金融機関を納得させる事業計画書についてご紹介しました。
熱い思いは長い文章よりも短くまとめた文章の方が伝わりやすいといわれています。
短い文章にするために自分の中でまとめる作業が重要です。
金融機関がクリニック第1号のお客様になるかもしれません。
クリニック開業への思いや理念をしっかり伝えましょう。