今後の需要は拡大見込み!?在宅診療クリニック

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外来・入院に次ぐ第3の医療と捉えられている在宅診療。

自宅での介護を望む高齢者の増加によって在宅診療の需要は急激に高まっており、在宅診療クリニックの件数も増加しています。

 

在宅診療クリニックとは?

訪問診療 在宅医療 高齢者 

外来、入院に次いで第3の医療としてとらえられているのが『在宅診療』です。

在宅診療とは、通院や入院が困難な患者が自宅や介護施設で生活しながら診療を受ける形態を指し、主に悪性腫瘍や脳疾患などを患い緩和医療を受ける状態となった場合に採られる手法でした。

現在では、高齢者が自宅や老人介護施設などに入所して生活しながら、計画的・定期的に医師が訪問して経過観察をしたり、リハビリテーションに取り組むスタイルが定着しつつあり、在宅診療のニーズが高まっています。

入院から在宅診療に切り替えることで、住み慣れない病院での生活よりも精神的に安定して不眠が解消し食欲も旺盛になったというケースも多く、病気の治療にも良い影響を与えると言われています。

在宅診療クリニックは、在宅診療に特化したクリニックで、通常のクリニックのようにドクターが待つ場所に患者が来院するのではなく、計画に基づいて患者の自宅や介護施設にドクターが訪問することを基本とします。

訪問先での医療行為が基本となるので、移動可能な資機材の導入、専用車両の調達などが必要になるほか、患者の自宅に招き入れられるためドクターには安心感のある人あたりも求められるでしょう。

 

在宅診療のニーズは拡大傾向?

グラフ急上昇

厚生労働省が全国の55歳以上の男女を対象に実施した調査によると、全体の40%以上が「自宅で療養したい」と回答し、子どもの家や親族の家などを含めると約50%の人が一般生活の中で診療を受けたいと要望していることが分かりました。

在宅診療を必要とする患者の数は2025年には29万人に達すると推測されており、現在よりも10万人以上の増加が見込まれています。

このような情勢から、国と自治体は一体となって在宅診療の体制確立に向けた整備を急いでいます。

在宅診療を支援するクリニックの届出件数は平成18年には約9,000件でしたが、現在では1万2,000件を超えていますが、人口10万人あたりの在宅診療クリニックの件数は全国平均で0.41件であり、まだまだ必要十分とは言い難い状況です。

開業医が個人事業であり、患者のニーズに合わせた経営を展開することが事業成功のための道筋だとすれば、これからますます患者数が増加し需要が高まる在宅診療クリニックとして開業することは、まさに時代が求める開業医の形であり、一定の集患を見込むことができる安定経営を期待することができるでしょう。

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