【クリニック開業】クリニックの粗利の約半数は「初・再診料」と「医学管理料」!?

驚いた表情の女医

個人事業主であるクリニックのドクターは、日々の診療活動がどのように収益に繋がっているのかを知る必要があります。

ただ漫然と診療をしているだけではクリニック経営は成功しないでしょう。

では、クリニックにおける診療活動のうち、なにがクリニックの経営を支えているのでしょうか?

答えは『初診料・再診料』と『医学管理料』です。

 

クリニックの経営を支えるのは『初・再診料』と『医学管理料』?

医療費

ちょっと意外に感じたドクターがいるかも知れないので、詳しく説明していきましょう。

まず、クリニックの医療報酬、つまり単純な売上げにあたる金額の割合は、1位が初・再診料で21%、2位が投薬で19%、3位が検査で16%と続きます。

確かに、投薬や検査は点数が高い上に件数が多いため、クリニックの売上げでTOP3に位置付けられても不思議ではありません。

ところが、ここから仕入れや外部委託などの原価を差し引くと、順位が大きく変動します。

売上げから原価を差し引いた『粗利』を算出してランク付けすると、1位が初・再診料で29%と変わらずですが、2位は医学管理料で17%3位は処置で12%となり、売上げで2位だった投薬は6位で5%、検査は4位で11%と大幅にランクダウンしてしまいます。

実は、投薬の原価は平均的に80%程度、検査の原価も委託業者への支払いなどで50%程度になり、投薬と検査は売上げで上位を占めていても「収益は良くない」活動だと言えるのです。

これに対して、初・再診料は売上げでは21%でも粗利では29%、医学管理料は売上げでは12%ながら粗利では17%となり、合計するとクリニックの収益の40%強が初・再診料と医学管理料によって構成されていることになります。

 

クリニックの収益アップのために考えるべきこと

the girl is recorded at the reception at the reception in a modern clinic

クリニックの収益は、初・再診料と医学管理料が支えている。

この事実を踏まえると、クリニックの収益をアップさせるために必要なのは『集患』にほかならないということを再認識するでしょう。

患者1人あたりの単価が平均的に高くなる内科や外科と比べると、単価が低くなる整形外科や皮膚科などは2倍の患者を診ないと収益が追いつかない計算になります。

初・再診料や医学管理料の収入を確保するために定期的な診察ができるよう計画を立てる必要はありますが、むやみに診察回数を増やすために、1ヶ月に1回の通院で事足りる投薬目的の患者を2週間に1回の通院にするような、患者の負担を重くする行為は望ましくありません。

独立開業の準備段階から、来院しやすい環境設備の充実、リーフレットやチラシなどの広報活動、訪問しやすく患者の疑問を解消する魅力的なホームページ制作などの集患活動を意識して、患者の絶対数を増やすための様々な施策にチャレンジし、クリニック経営を潤いのあるものにしていきましょう。

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