クリニックを開業しようと計画している先生、素敵なクリニックを開業し経営していくには、まず自己資金で足りないお金を融資してもらわなければいけません。
そして融資してもらうには、審査書類を作成するために先生が直接面接をしなければいけません。
そんな重要な面接のポイントをご紹介します。
具体的な事業計画
融資する側は、ざっくりした計画だとクリニックが「きちんとやっていけるのか」「本当に大丈夫なのか」と不安になります。
クリニックの計画に不安な場合には当然返済できない可能性を考えて融資してもらえないのです。
大切なのはとにかく「具体的な事業計画」です。
どこで開業するのか、設備にかかる費用はいくらなのか、スタッフの人数はどのくらい必要なのか、いつから黒字になるのかなど、きちんと計画しておかなければいけません。
また、近くに競合クリニックがいる場合などは、その差別化がどうできると考えているか等、計画がわかりやすい且つ実現性がありそうと思ってもらうように計画書を作成しましょう。
そして開業してもすぐに資金が安定するわけではありません。
例えばレセプト請求は約2ヶ月後の入金ですし、スタッフの給与や先生の生活費も必要なので安定するには開業後約6か月分の運転資金をみておき、自己資金+融資で計画します。
開業の動機と勤務実績は重要!
クリニックの開業をするために、金融機関へ融資をお願いしなければいけません。
その時に必ず融資してもらう金融機関と直接面接し審査書類を作成します。
クリニックに融資すべきかどうかが決まる重要な面接となります。
面接で聞かれることは事業計画だけではありません。
もちろん事業計画も具体的にしておくのですが、開業の動機や勤務実績は面接でとても重要なポイントになりますので、きちんと話せるようにしておきましょう。
過去の功績や知識、開業の動機、仕事への姿勢、将来のビジョンとストーリーを作っておくと良いでしょう。
特に開業動機は「人柄」や「意思の強さ」「情熱」が伝わりやすい部分です。
事業計画書の内容と相違がないよう、しっかり面接対策をしましょう。
重要なのは「成功する」確信と情熱
面接で最も重要なのは成功する!と確信させることなのです。
ただ「クリニックを開業したい」「成功するだろう」と思っていてはいけません。
開業したい強い意志、きちんとした診療方針、具体的な事業計画を明確にして、この先生は成功する!と融資の面接で確信させることなのです。
その情熱や確信が伝われば、きっと融資がおりるでしょう。
まとめ
クリニックの開業は事業計画も大変ですが、自己資金で賄えない部分の資金も重要です。
もし希望額の融資が受けられない場合は、他の金融機関で融資も良いですが、設備のリースや軌道に乗ってから購入しても問題ない設備を後回しにするなどして設備を考え直してみましょう。
きちんとした事業計画と先生の強い意志や熱意を伝えて面接でしっかりアピールしましょう。