嗅覚が脳に及ぼす影響は大きい、として年々注目を浴びているアロマテラピーですが、数ある中からクリニックを受診して下さる患者様へのおもてなしの一環として、アロマを取り入れてみるのもおすすめです。
そんなアロマを取り入れる時のポイントを考えてみましょう。
天然のオイルを選ぶ
アロマテラピーは香りを楽しむものというイメージが強いですが、香りの成分が鼻から脳に届き、精油の種類によって様々な良い効果を得ることも目的としています。
そこに合成の成分が混ざっていると、天然素材の良い効果が得られなくなってしまう可能性があります。
お値段は張るかもしれませんが、必ず100パーセント天然の精油を選ぶことが大切です。
多くの人に好まれる香りを選ぶ
年齢や性別や好みが様々な方々が訪れるクリニックでは、どんな香りを選ぶかも重要なポイントです。
まずは多くの人にとって身近で好かれやすい、柑橘系のグレープフルーツやオレンジなどの精油を選んでみてはいかがでしょうか。
また、季節で香りに変化を持たせる事も良いでしょう。
春には花粉症で来院される方も多いと思われるので、鼻粘膜の腫れを鎮めるユーカリやペパーミント。
夏は清涼感のあるレモンやグレープフルーツ等。
またラベンダーやローズマリーには菌やウィルスを抑える効果が有り、風邪が流行る秋冬には待合室での感染予防に役立つでしょう。
業務用のアロマディフューザーを使用する
天然に拘り、香りも吟味した精油も、それを空気に漂わせてくれるアロマディフューザーの選択を間違えてしまうと、精油が本来持っている効能を得られなくなってしまいます。
クリニックはそれなりに広さがあり、人の出入りも多いので外気との接触も多い為、拡散能力の高い業務用のアロマディフューザーを使うことがおすすめです。
また、強い香りが苦手な患者様もみえることを考え、香りも濃すぎない程度の量の精油を使うことも大切なポイントです。
おわりに
アロマテラピーは嗅覚という敏感な感覚とつながっているので、選ぶ際にも色々とポイントがあります。
要点をきちんと押さえて導入して、ホスピタリティの充実したクリニックをめざしてみてはいかがでしょうか。