意外と聞けない医師の転職事情。
昔は同じ病院に長年在籍するということは珍しいことではありませんでしたが、最近では転職する環境が整っていることもあり医師には転職が付きものともいえます。
今回は医師の転職回数について詳しくお話していきます。
医師の転職は必要?
周りに聞いてみたいけれどなかなか口にできないのが、転職事情です。
実際はどのくらいの医師が転職をしているのでしょうか?
とあるアンケート調査によると、医師に転職が必要と答えた人は約8割程度。
別のアンケート調査で実際に転職したことがあると答えた人も約8割でした。
実際に、転職した医師の平均転職回数は3.6回という結果で意外にも皆さん転職に前向きな結果となりました。
また、4人に1人は5回以上もしていることがわかりました。
また20代の転職は少ないものの、30代・40代・50代と年齢が上がるにつれて回数が増えています。
だんだん余裕ができてくると、自分の働き方やスキルアップなど今後のことを考える時間ができるので、転職という選択肢が生まれてくるのでしょう。
医師の転職は現在当たり前ともいえ、1つの病院に長年勤めたほうがいいと考えている医師はごくわずかとなっています。
医師の転職は今や必要なものということがうかがえます。
転職の多い診療科は?
診療科別に転職回数を見てみると、ある調査では外科が約4.1回・内科系が約3.3回・専門系が約3.7回となっています。
外科が1番多いことから、理想的な病院に出会うのが難しい診療科とも考えられるでしょう。
とはいえ全体的には大きくは変わらない結果なので、どの診療科も平均並みに転職する医師がいるということがわかります。
転職しすぎるのは良くないかも?
このように実際には転職経験がある医師は約8割いるという結果となっています。
転職回数も平均で3回程度となっていますが、転職しすぎるのは良くないと答えている人も多くいます。
転職は働きやすい環境を見つけるために必要なことではありますが、1つの病院に長くいないとなると「チーム医療ができなさそう」「人間関係が苦手そう」など悪印象を持たれてしまうこともあるそうです。
そのため、転職は本当に必要なときを見極めてするのがおすすめです。