患者さんへの説明はわかりやすく!医療用語を工夫しよう

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病院では普段の生活では使わない言葉が多くあります。

患者さんに病名や病状を伝えるとき、医療用語をそのまま使ってしまうと、きちんと伝わらないことも少なくないでしょう。

そこで今回は、医療用語の工夫の仕方を紹介させていただきます。

 

患者さんにきちんと伝わることが大切

患者の症状を聞く医者

現在の医療では患者さん中心に治療を行うのが主流です。

病気や病状に合わせて患者自身で治療方法が選べます。

しかし、患者さんに説明をする際、医療用語を多く使ってしまうとうまく伝わらず、きちんとした判断ができないという方も少なくありません。

また、分かりづらい医師という風に思われては、集患にも影響が出てしまいます。

そのため、上手く工夫をして、わかりやすい説明を心がけることが大切です。

 

伝わらない原因①患者さんがその言葉をしらない

真剣な表情の医師と女性患者

医療用語は日常では使わないため、患者さんがそもそもその言葉を知らないことがあります。

例えば今後の病状についての医学的な見通しという意味で使用する「予後」という言葉ですが、この言葉の認知度は約50%と言われています。

「寛解(かんかい)」や「QOL」という言葉も認知度は約20%と実はかなり低いのです。

そのためただ予後と言われても何の話をしているのかわからない方が半分はいると考えて良いでしょう。

このような医療用語は、「今後の病状についての医学的な見通しは○○です」といったように日常的な言葉に言い換えてあげましょう。

 

伝わらない原因②患者の理解があやふや

Male patient angry at expensive healthcare bill

例えばインフルやノロなどで知られている「ウイルス」という言葉。

ウイルスは細菌よりも小さくて電子顕微鏡でないと見えない病原体のことを指しますが、菌との違いがわからないという方も意外といます。

このように言葉を知っていても、意味が分かっていなかったり理解が不十分だったりもするので、なるべく掘り下げて一言一言をより詳しく話してあげましょう。

また、言葉で伝えるのが難しいのであれば、わかりやすい資料を渡す等、理解してもらえる努力を心がけると良いでしょう。

 

伝わらない原因③患者の心理状態が不安定

医療

病気と向き合わなければいけないとき、心理状態が不安定で負担に感じる患者さんも少なくありません。

そのような患者さんには心理状態に合わせて、負担がない言い回しで話してあげましょう。

心理状態が不安定なときほど、患者に寄り添うような対応をしてもらえると信頼度も上がるでしょう。

医師に対する信頼ができれば、病気に対しての不安感が少しでも軽減するなど、言葉での伝え方はもちろん関わり方にも気を付けてあげましょう。

 

患者さんが理解してくれると治療もしやすい

患者さんが病気についてきちんと理解することで、医師側もその病気の治療がしやすくなるはずです。

また「あの医師はわかりやすい!」と良い評判も生まれ、口コミからの集患にもつながりやすいです。

患者さんのことを考え少し言葉や言い回しを変えるだけでよいので、ぜひ実践してみてください。

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