診療科によって忙しさや大変さが違うこともあり、診療科の選択はとてもむずかしいものです。
特にクリニックの開業を目指すときには将来性などを視野に入れて考えたいですよね。
そこで今回は、先輩の医師達が後輩におすすめしたい診療科について聞きました。
クリニック開業で一番多いのは?
まず、クリニックを開業する中で最も多いのは内科といわれています。
理由は、内科の場合医師数が多い上に需要も多いからです。
内科の医師は、医師全体の3割ともいわれています。
内科で次に多いのは整形外科、精神科と続きます。
ほかにも眼科や小児科、皮膚科と全体的にも増加傾向です。
将来性が高い診療科は?
現在、開業で多いのが内科ですが、将来性の高い診療科の一番も内科という結果でした。
理由は、高齢化が進み慢性疾患が増えるとより重要度が増すからと言われています。
次に総合診療科やリハビリテーション科、精神科と言われています。
少子高齢社会によって、リハビリ患者の需要が増えること、認知症の増加に伴う症例数が格段に増える等と予想されています。
総合診療科も、今後かかりつけ医の重要性が増すと予想されている為、将来性があるという意見が多かったです。
また、リハビリテーション科は、高齢化の影響と患者数に比べて専門医の数が少ないので将来性が高いと見られています。
後輩におすすめしたい診療科は?
先輩医師に聞いた将来性のある診療科で一番多い診療科は、内科でした。
では、後輩におすすめしたい診療科はどこでしょうか?
上位三位までをご紹介致します。
一位:内科
二位:総合診療科
三位:整形外科
やはり内科は、おすすめしたい診療科のようです。
内科をおすすめしたい理由は、予防医学の発展や高齢化による内科診療の増加が理由のようです。
また整形外科は、高齢者の増加で転倒して骨折する、事故などによるケガなど未然に防ぐことができないため安定しているなどの理由です。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、医師達に聞いた、後輩におすすめしたい診療科をご紹介しました。
おすすめの診療科は、どれも高齢化を見据えて高齢者が増えることが理由のようです。
また、医師の数が少ない診療科や専門性に特化するなどクリニックを開業するのに工夫が必要ともいえます。
需要が多い内科もコンセプトや企業理念などしっかりとした差別化が必要です。
開業を検討するときの参考にしてください。