条件が合えば、医師不足地域でも働く!~厚労省の臨床研修者アンケートで、66.8%の研修医が回答!

Men are undergoing medical examination at clinic

地方、特に過疎地域の医師不足が深刻で、地方で働く医師の確保が急務になっています。

そんな中、厚労省のアンケートで医師不足地域での勤務に前向きな研修医が多いというデータが出ました。

条件さえ合えば都市部でなくてもよい、という人が増えてきたのは良い傾向ですね。

今後の地方部の医療はどうなっていくのでしょうか?

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1.進む医師の偏在

医師不足、とよく言われますが正しくは「医師の偏在」だという声もあります。

医師の数自体も減っているのは事実ですが、それ以上に問題なのはただでさえ数の減った医師達がこぞって東京などの都市部に集中していることです。

賃金が高い、代わりになる医師も多くいるので自分の生活がある程度安定する、といった理由で都市部一極集中の流れが止まらないのです。

地方部だと場合によっては自分一人で地域住民全員を見なければいけない、代わりはいないというプレッシャーが大きいために、地方を敬遠する医師が多いのかもしれません。

そんな中で「条件次第では」と前向きに考えてくれる研修医が増えたのはいいことに思えます。

ではその条件とは具体的に何なのでしょうか?

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2.条件とは

「条件」の内訳を見てみると、

・勤務が一定の期間に限定されていること(43.9%)

・自分と交代できる医師がいること(30.5%)

・診療に関して相談できる上級医や他科の医師がいること(28.9%)

と続いていきます。

自分一人で診療できる一定レベルの知識や技術を身に付けたあとで、期間限定であれば「医師不足地域で働いてもよい」との意向を持っている医師が少なくないという結果が分かりました。

やはり若い研修医だと、自分一人では不安ということもあるし、長い間その地域に留まるのも自身の生活の観点からあまりしたくない、という考えを持っているのかもしれません。

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3.今後の課題

今後医師の偏在を解消するためには多くの課題が残されています。

医師の絶対数を増やすこと、長時間労働になりがちな医師の労働環境の改善策の検討、開業医と勤務医の数の開きを是正など……。

厚生労働省や関係団体も将来の医療について考えることは喫緊の課題として対策を進めています。

将来的には、医師が医師不足地域に行ったとしても安心して働ける環境を整備していくことが求められているのではないでしょうか。

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