医者の年収は、地域ごとの医師の需要やさまざまな要因によって年収が異なるのはご存じでしょうか?
医者の年収は、都市部よりも地方の方が高い場合があります。
そこで今回は、医者の地域別平均年収についてご紹介します。
地方で開業を考えるときの参考にしてはいかがでしょうか?
全国平均の年収はいくら?
厚生労働省「2015年賃金構造基本統計調査 」によると医者の全国平均年収は、
約1,098万円で2014年よりも約50万円低いという結果でした。
35都道府県は、全国平均を上回っています。
ちなみに、東京・大阪・福岡など都市部は、1,000万円以下という結果です。
平均年収のトップ3はどこでしょうか?
全国の平均年収より高い都道府県はどこでしょうか?
そして平均年収は、いくらくらいでしょうか?
- 岩手県
- 鹿児島県
- 長野県
1位の岩手県は約1,850万円、2位の鹿児島県は約1,750万円、3位の長野県は約1,635万円でした。
1位の岩手県は、全国の平均年収を大幅に上回っています。
また、最下位の都道府県と比べると2倍以上も違います。
地方の平均年収が高いのはどうして?
都市部の方が医療を利用する人口も医療機関も多いから平均年収も高いと思いますが、
地方の方が高い場合があります。その理由は3つ考えられます。
- 医者の一人あたり負担が違う
- 高齢の医者が集中している
- 医者の数がたりないところほど給料が高い
地方では、都市部と違い高齢者の利用が多いにも関わらず医者や医療機関が少ないため医者が重宝されます。
そのため、高条件で募集をしているのも平均年収を上げる要因かもしれません。
また、医者の一人あたり負担も都市部より大きいため必然的に平均年収が高くなるのでしょう。
開業するならば地方という選択もあるのでは?
いかがでしたか?
今回は、医者の地域別平均年収についてご紹介しました。
地方でクリニックを開業するメリットとは、病院の数も少なく、地域密着型で経営できるので都市部よりも安定した収入が見込めそうなところかもしれません。
また、家賃や人件費なども都市部よりも低いので都市部よりも多い利益を見込めるともいえます。
このように、将来、クリニックの開業を地方でという選択も良いかもしれません。