勤務医として経験を積むと、ひとつのところで落ち着いて長く働きたいと思う先生の多いのでは?
そんなときに開業するという選択肢が浮かんできますが、年収など給料面が気になる所です。
そこで今回は、産婦人科で開業した場合、年収はどのくらいかを調べてみました。
参考にしてください。
産婦人科の開業医の平均年収はどのくらい?
平成21年度「医療経済実態調査」の調べによると開業医の平均年収は、約2,500万円で勤務医よりも高収入という結果がでています。
中でも産婦人科の開業医の平均年収は、約3,000万円でといわれています。
このデータは、経費や借り入れなどの金額が引かれていません。
ですから実際の収入は少ないでしょう。
たとえば、若い家族が多く住む地域で産婦人科医が少ないところに開業した場合は、多くの出産数が期待できるのでより年収もアップする可能性もあります。
産婦人科のニーズは?
産婦人科医の守備範囲は、とても広く女性の一生をサポートします。
産科だけでなく、腫瘍や内分泌、生殖医療などの分野があります。
一人目を出産した病院で二人目も産む可能性がある、子宮などで気になることがあれば子供を出産した病院へ行く可能性も高いなど地域密着型の診療が可能です。
年収は高いが出産を受け入れる産婦人科の開業医は、休めないと言われています。
ですが、年収が安定すれば、医師を雇って業務分担をするなど働くスタイルを工夫することで改善が可能です。
開業で気をつけたいことは?
産婦人科を開業するにあたり気をつけたいことが3つあります。
- 診療点数に注意する。
- クリニックの方針をきめる。
- 将来を見据えた医師やスタッフを確保する。
産婦人科の診療点数は、他の科に比べると低いと言われています。
また、産科や不妊治療の保険外診療は、経営を左右する問題です。
年収などにも響くのでどこまでやるかなどしっかり決めましょう。
近年は、乳がんや子宮がんの患者が増えています。
治療はもちろんがん検診を積極的に行い地域の大きい病院と日頃から連携をとるようにしましょう。
まとめ
現在、女性の産婦人科医のニーズが高まっています。
そして、女性の医師が開業すると成功する率も高いと言われています。
成功するには、得意分野は何か、他の診療所と差別化できることは何かを明確できるかがポイントです。
また、経営に関してもしっかり情報を集めて準備することも重要です。