ポイント1:おさえたい数字は、2つ!
産婦人科は、外来患者数が他の診療科目に比べて比較的少なく初診が多いといわれています。
また、産婦人科は設備などで高額な投資が必要なため開業1年目から安定な経営が求められます。
その上で立地選びは、とても大切です。立地選びをする前に調べたい数字が2つあります。
ひとつは、届出出生数です。
二つ目は、競合の産婦人科数です。
たとえば、里帰り出産の妊婦さんの割合はどれくらいか?
また、競合になる産婦人科のベッド数はいくつかなどです。
必要ベッド数よりベッド数が多いと経営に影響がでる可能性があるからです。
ポイント2:連携が可能な病院はありますか?
産婦人科の場合、全てを完璧にしようと思うと膨大な資金が必要です。
資金が豊富にあったとしても未然に事故を防ぐのが難しいときもあります。
リスクを事前におさえるためにも開業前から連携がとれる大学病院や国公立病院など大きい病院はチェックしましょう。
あまり土地勘のない場所で開業した場合、スムーズに受け入れをしてもらえない可能性があります。
ですからトラブルを避けるためにも開業する土地の病院情報はしっかりおさえたいです。
たとえば、勤務地の近くに開業する場合は、経営の軌道に乗りやすいほか、連携もしやすいというメリットがあります。
その場合は、退職を円満にするのが必須です。
ポイント3:土地のサイズを確認!
事業計画のひとつとして産科を設ける場合は、ベッドはいくつもつか、オリジナリティーを出すための多目的ホールや妊婦さん専用のレンストランなどはつくるかなど建物のサイズを把握することが大切です。
このサイズを最初に決めると必要な延べ床面積が出て探しやすいです。
ですが、必要なサイズの土地がないなど条件に合わないと良い土地があっても立てることはできません。
事前に確認をしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、産婦人科開業で大切な立地選びのポイントについてご紹介しました。
ほかにも、スタッフさんや出産が重なったときに助けてくれる医師の方が来やすい場所にあるなど細かい部分も大切です。