獣医師としてスキルアップをしていくための方法について

70ca0b6d04c997790f06fcf6c947cc84_m

獣医師を取り巻く環境で問題となっているのが「スキルアップが難しい」という点です。

来院数が多く非常に多忙だと聞かされている動物病院でも、実はワクチンの予防接種などの来院ばかりで症例が少なく、スキルアップにはつながらないという現実があります。

獣医師としてのスキルアップの方法について考えてみましょう。

 

スキルアップ=症例数である

獣医師としてスキルアップするためには、より多くの動物を診療するのが一番です。

むしろ、大学の勉強などで教えられる知識がそのまま当てはまるとは考えないべきでしょう。

動物は言葉を話してコミュニケーションを取ることができません。

人間のように「頭が痛い」とか「身体がだるい」といった症状を口にするのは不可能なのです。

だからこそ血液検査をおこない、数値をみて、動物の身体にどのような変化が起きているのかを診断するわけですが、言語コミュニケーションが取れないからこそ、興奮状態が引き起こす身体の変化を見抜けない場合もあります。

これをほぼ完全に見抜くことができるようになるには、数多くの動物を診療し、経験を積むしかありません。

獣医師としてスキルアップするためには、症例数が多い動物病院で経験を積むのが一番なのです。

 

良い指導を受けられる環境を選ぶ

動物診療の世界では、人間を診療する医師のように臨床研修が必修化されていません。

つまり、獣医師としてスキルアップするためには「動物診療の現場で見て、聞いて、やってみてスキルを自分のものにするしかない」のです。

そして、自らが「見て、聞いて、やってみる」には、必ず良い指導者がいることが求められます。

後続の獣医師の指導に熱心な獣医師のもとで勤務すれば、大学で学んだ知識を裏付ける経験が得られます。

こうして、知識は初めてスキルへと変身するのです。

獣医師としてスキルアップを目指したいのであれば、より良い指導者である獣医師が開業している動物病院に就職するなどの対策が有効です。

また、勤務獣医師の募集がない場合でも、臨床経験が多い獣医師が開催する講習会や研修会などには積極的に参加して、知識をスキルへと変換していく作業を怠ってはいけません。

獣医師のスキルアップは、制度面よりも「自らが切り開く」といった面が強く、勝手にスキルアップできるということはありません。

獣医師として成功するためには、常にスキルアップを意識した道を選択しつづける必要があると心得ておきましょう。

関連記事