個人開業医、ズバリどのくらい稼いでいるのでしょう?
一般的には、病院勤務医よりも個人開業医のほうが沢山稼いでいるイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか?
「多くもらえるなら自分も個人でやりたい!」と思いますよね。
実際はどの程度の年収なのか?今回は個人開業医の年収についてみていきましょう。
①平均では1.7倍!
個人医と勤務医ではどのくらい違うのか?
厚生労働省の調査によると、病院勤務医の平均年収は1479万円であったのに対し、開業医の平均年収は2500万円ほどで、開業医は病院勤務医の約1.7倍の収入があるそうです。
これだけ見てみると、やはり開業医のほうが稼げるという結論になるようです。
決まった給料をもらえる病院勤務医と違い、自分の頑張り次第で収入を大きく伸ばせる可能性がある個人開業医は、当然うまくやっている人の年収は上がりますよね。
しかし、あくまで平均というだけで、皆が皆個人開業医として成功でいるわけではありません。
②単純な比較は無意味?
勤務医の給与と開業医の給与を単純に比較はできません。
勤務医は安定して給与をもらうことができますが、一方で開業医の場合は経営者になります。
そこにつきまとう責任やリスクは勤務医に比べてはるかに高くなります。
また、勤務時間も勤務医の場合は就業規則で一応は決まっていますが、開業医の場合は不規則で、患者が来る時間に合わせなければならない点も負担です。
それに開業したての頃は十分なスタッフがおらず、自分で何から何まで処理することにもなります。
ですから、「開業医になりさえすれば楽に稼げる」というのは、正しくありません。
あくまでも「事業が軌道に乗れば勤務医より稼げる可能性がある」という認識でいてください。
③まとめ
いかがでしたか?
医師としての技術だけでなく、経営、商売のスキルも求められる個人開業医ですから、ただ稼げそうというイメージで安易にはじめてしまうのは禁物です。
もし検討している人がいたら一度再考してみるのも良いと思います。