歯科医院開業は戸建て?テナント?メリット・デメリットは?

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戸建は「希望どおりの医歯科院になるが費用がかかる」

歯科医院の開業に戸建を選択した場合に得られるメリットと悩ましいデメリットに目を向けてみましょう。

まず戸建で開業した場合、ドクターが希望するとおりの歯科医院を建てられるのが最大のメリットです。

賃貸のテナントになると必ず導線などの不満が生じますが、一から希望どおりの設計で歯科医院が出来上がります。

また、住宅街など閑静な立地での開業も可能であるため、地域密着型の歯科医院として運営することができ、周辺との良好な関係を保ちやすくなります。

一方で、開業資金が多額になるというデメリットが重くのし掛かります。

土地・建物の購入費用だけでも莫大な出費となるため、潤沢な自己資金や低金利の融資など好条件が揃っていない限り、開業後は長らく資金難に陥るおそれが大となります。

また、多額の資金を投入するため、立地に縛られてしまうこともデメリットだといえます。

周辺の住環境や人口が変化すれば歯科医院の移転を検討したくなるものですが、戸建の場合は容易に移転することはできないでしょう。

戸建で歯科医院を開業する場合は、向こう数十年の周辺環境なども踏まえて検討する必要があるでしょう。

 

テナントは「初期費用は抑え目だが物件選定が難しい」

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歯科医院の開業でテナントを利用した場合に得られる大きなメリットと深刻なデメリットについても比較検討してみましょう。

テナントで歯科医院を開業する最大のメリットは初期費用の軽減です。

立地条件によって家賃は大きく上下しますが、戸建のように土地・建物の購入費用として多額の融資を受ける必要がないため、初期費用を抑えて歯科医院が開業できるのは大きな魅力です。

また、テナント物件は一般的に駅の近くや市街地に多くあるため、好立地での開業が可能になることは歯科医院開業の力強い支えとなります。

一方、歯科医院としての使用に耐えるテナント物件が少なく物件探しが難しい点は大きなデメリットです。

歯科医院は給排水、バキューム、コンプレッサーなどを多用するため特殊な配管工事を施すことになります。

一般的には床の下に配管を通すため、床を上げる工事が必要となり、天井が低いテナントでは圧迫感が増してしまい開業には不向きとなります。

また、好立地のテナントは専用の駐車スペース確保が難しいというデメリットも覚悟しておきましょう。

特に駅近くのテナントになると、一般の有料駐車場の料金が高額になるため集患に悪影響を与えるおそれがあることを踏まえ、月極め駐車場を借り上げるなどの対策を講じる必要があります。

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