開業医を目指す際に、同時に知っておきたいのが医師会への入会についてです。
開業と医師会はどのように関係してくるのか。
今回は詳しく説明していきたいと思います。
開業医になるには医師会への入会は必要?
現在医師会には、日本医師会・都道府県医師会・地区医師会というものがあります。
開業する際にかかわってくるのが地区医師会になります。
そこで気になるのが、開業医になる際は医師会へ入会する必要があるのか?ということですが、医師であれば医師会への入会をしなくても、開業することはできます。
そのため、実際に医師会に入会している方は60パーセント程度といわれています。
医師会へ入会するには?
医師会へ入会する際は、まずは開業前に開業する地域の医師会へあらかじめ挨拶をしておきましょう。
その際に入会したいという意思を伝えると良いですよ。
その後開業したら書類で行う入会手続きをしましょう。
入会が済んだ後は会費の支払いも始まります。
会費は加入地域にもよりますが300万円前後が目安となっています。
開業後の収入はまだ保証できないので、会費はあらかじめ用意しておくのはおすすめです。
すべての手続きが済んだ後は、近所の医師会へ入会している病院などにあいさつ回りしておくと、より良い関係が築けるでしょう。
医師会のメリット・デメリット
・メリット
医師会へ入会していると、健診や予防接種など区や市で費用を援助している業務を受けることができます。
それを通じて患者さんが増えることも期待できます。
また、医師会の会費には医師賠償責任保険の保険料が含まれています。
例えば、医療事故によって問題が起きた際に、医師会や保険会社が手助けしてくれます。
・デメリット
デメリットは医師会に入会することでかかってしまう費用や、休日も当番制で病院を開けなければいけないところです。
さらに医師会内の仕事や、会議などに出席しなければいけない場合もあります。
このように、良い面もある反面、医師会ならではのデメリットもあります。
自分が目指す医院の形等、開業する前にしっかり考えた上で、必要であれば医師会に入ると良いでしょう。