開業するなら重要!1:5の法則とは

Doctors and nurses are meeting while watching the tablet

マーケティング理論から学ぶ「1:5の法則」とは?

ビジネスの業界には様々なマーケティング理論があり、その全てを徹底して実践するまではできなくても「こういった理論がある」ということを知っておけば、新たな方針を打ち出す時や方向性に迷った時に役立ったりします。

ここで、新規開業を目指すドクターにぜひとも知っておいて頂きたいマーケティング理論があります。

それが「1:5の法則」です。

1:5の法則とは、新規の顧客を獲得し、そこから利益を得るために必要となるコストは、既存の顧客から利益を得る場合と比べると5倍のコストがかかる、という理論です。

「1:5」は、つまり1=既存顧客にかかるコスト、5=新規顧客にかかるコストになります。

この理論が示すのは、新規顧客の獲得にばかり目を向けていてもコストがかさんでしまい利益率は低くなるため、利益を向上させるためにはコストがかからない既存顧客の維持が重要となる、ということです。

例えば、ある商品を販売する企業であれば、新規顧客に対しては営業の労力や時間、人件費、広告費などが必要になりますが、既存顧客はすでにその商品の良さを知っているリピーターなので、営業や広告PRなどのコストをかけなくても商品を買い求めてくれます。

新規顧客の獲得は非常に重要ですが、新規顧客の獲得にばかり注力するのではなく、既存顧客を大切にして、新規獲得と既存維持をバランスよく運営することが重要なのです。

 

クリニック開業で気をつけたい「1:5の法則」

医学論文

「1:5の法則」は新規顧客と既存顧客にかかるコストの対比であることをご理解頂けたところで、ではクリニック開業において「1:5の法則」はどのように当てはまっていくのでしょうか?

まず、クリニックにとっての顧客とはもちろん『患者』です。

クリニックを開業した当初は、開業のチラシを配布・掲示したり、ホームページを開設するなど、新規患者の獲得に力を注ぎます。

もちろん、新規患者の獲得に向けたPR活動には、チラシ代やホームページの維持管理費用など宣伝広告費がかかりますね。

一方、クリニックを気に入って訪れてくれた再診患者、つまりリピーターに対しては、来院の際に掲示物や口頭によって新たな医療の提案などが可能になります。

暑中見舞いや年賀状などの案内に併せて、クリニックのPRをすることもできます。

クリニック経営を成功させるには、ビジネスに対する姿勢が問われます。

新規患者獲得にのみ注力して目新しいことばかりしていても、クリニックのファンとなった既存顧客を引きつけ続けることはできません。

いかにコストをかけずに集患するか、既存患者を大切にしながら、バランス良く新規患者を獲得していくかが、クリニック経営成功の秘訣だと言えます。

関連記事