美容院やホテルなどを経営するうえで予約システムはかかせないものですね。クリニックをはじめとする医療現場においても、予約システムは患者さんの満足度を高めるためにも導入したいところです。
予約システムと言っても、その種類は多く、それぞれの特徴を比較した上で導入を決定する必要があります。
そこで今回は、予約システムを比較するうえで重視したいポイントについてご紹介します。
予約システムを導入する前に、利用層を確認する
まず、予約システムを導入する前に、クリニックを利用する患者さんの年齢層を考慮する必要があります。
例えば、クリニックを利用する患者さんの6割程度が50代以上ということであれば、操作に慣れないインターネット予約よりも、電話予約がベストです。
このように、予約システムを導入する前に、きちんとクリニックの状況を把握することも大切です。
現在、小規模クリニックで多く導入されている予約システムは、以下のようになります。
1.電話予約A(スタッフ対応)
2.電話予約B(自動音声案内)
3.インターネット予約
スタッフが忙しいクリニックや人手不足のクリニックであれば、電話予約Bがおすすめです。また、耳が遠くなりがちな70代以上の患者さんが多いクリニックの場合は、電話対応Aが安心でしょう。
その他の予約システムも用意されていますが、クリニックの規模や月額使用料などに違いが出てくるため、高価な予約システムを導入しようと考える場合には、より詳細なデータが必要になってきます。
まずは、予約システムを利用する患者さんの年齢層を重視することが大切です。
予約システムを導入する理由は?
予約システムを導入しようと考える理由はさまざまだと思いますが、その理由によって、導入すべき予約システムは変わってきてしまいます。
クリニックが予約システムの導入を検討している場合「患者さんの待ち時間を短縮するため」「受付スタッフの業務効率を高めたい」などのケースが考えられます。
こういった理由を元に、導入することでメリットを発揮する予約システムの候補を挙げていくことで、ミスマッチを防ぐことに繋がるでしょう。
すべての理由に当てはまるものは少ないかもしれませんが、もっとも解決したい理由にスポットを当てることで、よりメリットのある予約システムを導入することができます。
・まとめ
予約システムは初期費用や月額費用がかかってしまうものもあります。
大型病院に使用される予約システムを小規模のクリニックに使用しても効果は薄く、患者さんの満足度にも繋がりません。
大は小を兼ねるという考えで導入するのではなく、しっかりと予約システムを比較して、たくさんのメリットを獲得できるものを導入しましょう。