最近ではホームページを気軽に作成できるツールが増えており、わざわざ制作会社に依頼しなくても本格的なホームページを作成することができるようになりました。
また、ブログ形式のコンテンツをアップすることで、ホームページのフォーマットでは語り尽くすことができない情報を積極的に発信できるようにもなっています。
ここでは、これからクリニックのホームページを自作していきたいと考えているドクターにぜひ知っておいて頂きたい『SEO』の知識を紹介します。
SEO=検索エンジン最適化で集患アップにつなげる
インターネットを利用したコンテンツを作成するにあたって、非常に重要となるのが『SEO』の知識です。
SEOに関する知識があれば、ホームページをより多くの人の目にとまるように仕向けることができるので「難しそう」などと言って敬遠せずに勉強しましょう。
『SEO』とはSearch Engine Optimizationの頭文字を取った略語で、日本語に訳すと『検索エンジン最適化』という意味になります。
ドクターのみなさんが日頃から使用しているGoogleやYahooなどの検索エンジンは、インターネットという広い海の中に点々と浮かぶ特定の情報を指定されたキーワードを条件に探し出して抽出します。
この抽出という作業の中で自身のコンテンツを探し出してもらいやすくする工夫がSEOです。
SEO対策を行うことで、例えば同じ都市にある診療科目が競合しているクリニックよりも自身のクリニックのホームページのほうが上位に表示されるようになります。
※対策を行ったからと言って、絶対に上位に表示されるわけではありませんのでご注意ください。
ホームページ制作会社などに依頼するとSEO対策の工夫をしてくれる場合にも多いですが、特に自作や知り合い等に依頼する場合だと、SEO対策のための工夫がほとんど盛り込まれていない状態になってしまいがちです。
そうならない為にもご自身でもある程度の知識を持っておいたほうが良いでしょう。
クリニックのHP作成にあたって知っておきたいSEOの知識
ここでは簡単に実践できる、クリニックのホームページ作成にあたって知っておきたいSEOの知識を紹介しましょう。
まずは「タグに地名や検索キーワードでヒットさせたいキーワードを入れること」です。
ホームページ内にあるtitleタグやhタグには、検索でヒットさせたい地名やキーワードを盛り込んでおきましょう。
たとえば「◯◯クリニックへようこそ」というタイトルをつけるのであれば、地名を盛り込んで「渋谷区の内科◯◯クリニックへようこそ」とします。
「上野駅近くの◯◯クリニックへようこそ」というふうに、地名だけでなく目印となる施設などをキーワードとして盛り込むのも効果的ですね。
次に「メタタグの編集」です。
ホームページ編集ソフトなどの機能には、必ずメタディスクリプションの編集が含まれています。
これは「ホームページの紹介文」のような短文のことで、Google等で検索結果が出てきたときに、黒文字の紹介文のようなものがでてきますよね。
それがメタディスクリプションです。
検索エンジンが情報を探す際にはメタディスクリプションが重要視されます。
もしメタディスクリプションの編集をしていない場合は、クリニックの名称や診療科目、地名などを盛り込んだ一文を作成すると良いでしょう。
他にも、Googleの検索で重要と言われていることは、HPの内容が検索されたキーワードと内容が一致していることや情報がたくさんあること、情報がいつも最新であるが重要と言われています。
そのため、HPを作って終わりではなく、随時更新することや、患者さんが欲しい情報がコンテンツとしてHPにアップされていく等工夫も必要です。
最後にオススメしたいのが「リンク」です。
リンクとは、他人のホームページやブログにクリニックのホームページへとアクセスするためのURLを掲載してもらうことです。
リンクが多いと検索エンジンが「多数リンクされる優秀なサイト」と判断して検索順位の上位に表示するようになります。
交流を持っているクリニックにお願いして相互にリンクしたり、クリニックの総合情報サイトなどに登録するのが有効でしょう。
但し、クリニックと無関係なリンクが多数貼られている場合は、SEO的にはマイナスになることもありますので注意しましょう。
まとめ
ここでは簡単に実践できるSEO対策を紹介しました。
ドクターのみなさんに知っておいて頂きたいのが、これらの対策を施してもすぐには結果が出ないということです。
SEO対策が効果を発揮して検索順位が上がってくるまでには最低でも数週間〜1・2ヶ月程度の時間がかかることを心得ておきましょう。