ホームページやブログなどのようにインターネットを媒体にした集患を目指している方なら『リスティング広告』という用語を耳にしたことがあるでしょう。
特に「ホームページを開設したが、アクセス数も伸びないため集患に繋がらない」というドクターには、ぜひWebのリスティング広告について導入を検討して頂きたいところです。
ここでは、クリニックの宣伝に有効な『リスティング広告』について紹介していきましょう。
リスティング広告とは?
リスティング広告とは、GoogleやYahooなどの検索結果で表示される広告のことです。
キーワードに対する検索結果とは別枠でリスティング広告欄が表示されるため、一目でクリニックの存在をアピールすることができます。
よく似た仕組みに『SEO』という用語があります。
SEOとは「検索エンジン最適化」という意味で、キーワードを盛り込んだり多数のリンクをかけてもらうことで自然と検索上位に表示されるための対策のことです。
一方、リスティング広告とは、キーワードの1クリックに対して1〜9,999円の価格を入札し、入札額が高い順番に表示されるシステムです。
簡単に言えば、SEOが色々なテクニックと工夫で自然に検索順位を上げるのに対して、リスティング広告は入札額を変えることで検索順位を上げることができるというものです。
現在、リスティング広告として代表的なものはGoogleの『Googleアドワーズ(Adwords)広告』とYahooの『Yahooリスティング広告』の2種類があります。
クリニックの宣伝に有効なリスティング広告の活用法
クリニックのホームページを宣伝するには、最初からSEO対策だけに頼らずまずはリスティング広告を活用することをおすすめします。
リスティング広告は、広告審査などを経ても申請から最短20分後には広告が表示されるようになるので、非常に即効性が高いと言えます。
また、エリアを絞って広告を表示させることも可能な為、無駄なクリックを省くことも可能です。
さらに、リスティング広告で上位に表示されてクリック数が伸びていけば、検索エンジンのアルゴリズムも「よく閲覧されているサイト」と認識して向上するため、自然検索枠での順位も上がりやすくなります。
また、リスティング広告の表示順位は入札額によって変動しますが、クリック率やお問合せ率が良ければ、自然に広告のランクも上がり、クリック単価も徐々に下げながらも上位に表示することも可能です。
キーワードを特定の病名やエリアなどに設定するとダイレクトにリスティング広告を表示することができるので、クリニックの宣伝効果は抜群です。
また、一度でもリスティング広告をクリックしたユーザーを対象に広告を出稿できるリターゲティングへと繋げれば、ユーザーへのアピール力は格段にアップします。
病名・地名などのキーワードは入札額が高くなる傾向がありますが、クリニックが差別化を図っている部分のキーワードを活用すれば意外と安価でクリニックを強力に宣伝することも可能になります。
他にも、リスティング広告は表示回数やクリック数、実際のお問合せ数等のデータも取得可能です。
その為、よくお問合せにつながるキーワードを見極めた上でSEOを始めると無駄も少ないですし、無料のGoogleアナリティクスを一緒に利用することで、クリックしてくれた方の導線を見て分析も可能です。
Webによる集患を進めているクリニックなら、ぜひリスティング広告の活用を検討してみましょう。
まとめ
いかがでしたか。
Webでの集客方法の良いところは、何よりもデータが取れるというところです。
広告費を払うだけでなく、そこからどれ位の人が見て集患につながったのかしっかり分析することで今後の計画も見えてくるでしょう。
自社ですべて運用することはなかなか難しいので、その場合はWeb集客に強い業者に依頼することも視野にいれましょう。