集患方策の一環として、クリニック独自のホームページを作成することは非常に有効です。
いまやクリニック選びの最初のステップがインターネット検索から始まる時代ですから、ホームページを有効活用して集患につなげたいものですね。
ところで、ドクターのみなさんは、自分のクリニックのホームページを作成して、定期的にブログをアップするだけで満足していませんか?
本当にホームページが集患に役立っていますか?
ここでは、クリニックのホームページが有効に稼働しているのかを知るためのツールである『Google Analytics(グーグル・アナリティクス)』について紹介します。
Webサイト運営には必須!Google Analyticsとは?
参照ページ:https://marketingplatform.google.com/about/
Google Analyticsとは、Google社が提供している無料のアクセス解析ツールです。
できるだけ難しい専門用語を避けるために「何ができるのか」を紹介しましょう。
まず、1日あたりのサイトの訪問者数が分かります。
ホームページを順調に運営していれば徐々に訪問者数が増えていくので、グラフを見るのが楽しくなっていくことでしょう。
発展的にみれば、たとえばドクターがテレビ出演をした当日以降や、facebookなどのSNSで広告を掲載した後に、どれだけの宣伝になったのかを評価するための指標として働いてくれます。
次に、訪問者がどこから来たのかが分かります。
GoogleやYahooなどの検索エンジンを利用して来たのか、Web広告にアクセスして来たのか、SNSから来たのかなどが詳しく解析できます。
最後に、訪問者が使用したデバイスが分かります。
デバイスとは使用している端末のことです。
今やインターネット検索の大部分がスマートフォンなどの携帯端末に頼っている時代ですから、訪問者がパソコンを使用しているのか、それともスマホを使っているのかなどを知るのは非常に重要です。
特に、以前からホームページを開設していたクリニックではパソコン向けのサイトしか開設せずアクセス数に伸び悩むケースも多いので、デバイスの情報を知ることは非常に重要です。
他にもGoogle Analyticsでは、HP内のどのページが一番見られたのか、トップページから次にどのページに進んだのか、どのページでHPから出ていったのか等もわかります。
お問合せフォーム等がある場合は、設定すればHPからのお問合せの件数等詳細がわかります。
クリニックのHP運営にGoogle Analyticsを活かす方法とは?
クリニックのホームページが単なる自己満足のためではなく集患のためにあるのだとすれば、Google Analyticsによって明らかになる情報を集患に活かす必要があります。
定期的にアクセス数を解析して患者数と対比することで、ホームページが集患にどれだけの効果を発揮しているのかが分かります。
クリニックが独自に特化している疾病に関するコラム記事などを掲載し、特定のキーワードを検索することによって訪問者数が増加、これに呼応するように患者数が増加すれば、クリニックのホームページ運営は成功しているといえるでしょう。
また、院内の掲示物などに記事を掲載し、さらに詳しい情報をホームページに掲載していることを案内してQRコードを付記しておけば、アクセス数を向上させるだけでなく院内掲示物の有効性を確かめることにもつながります。
Google Analyticsは無料で簡単に導入できるので、クリニックのホームページを有効に活用する指標として導入を検討してみましょう。