ホームページをはじめとしたWebサイトを活用した集患を目指しているドクターには、ぜひ『コンテンツマーケティング』という考え方を学習し、実践して下さい。
もともとコンテンツマーケティングとは商品販売の業界で確立された考え方ですが、現在では様々なサービス業種の間でも積極的に取り入れられており、クリニックの集患においても有効に働くものと考えられています。
ここでは、クリニックの集患にも効果を発揮するコンテンツマーケティングについて紹介しましょう。
潜在層に効果あり!コンテンツマーケティングとは?
コンテンツマーケティングとは、Webサイトの読者にとって有益なコンテンツを随時発信することで、将来的にファンを獲得しする手法です。
今すぐに患者となる手法とは違い、潜在層を獲得する為の手法でもあります。
少しわかりやすく例を示して説明しましょう。
ある健康食品会社が新開発された成分を配合したサプリメントの販売を目的にコンテンツマーケティングを実施することにしました。
まず、新開発された成分を紹介する為のWebサイトを立ち上げます。
サプリメントの宣伝広告を前面に打ちだすのではなく、科学的な分析結果や学会報告などの記事を紹介していきます。
その新成分の情報を知りたいという目的で訪問した人を取り込む為のコンテンツを随時追加していきます。
さらに詳しい情報をメールマガジンで配信するシステムを採用し、会員登録を促して囲い込みをおこないます。
この繰り返しによって、この会社のWebサイトは「ある新成分についての権威」的な立ち位置という評価を得ることができます。
この段階で自社が製造販売している新成分配合のサプリメントを紹介すれば、すでに有益な情報を数多く発信して潜在客の取り込みに成功しているので売上げが増加します。
これがコンテンツマーケティングの仕組みです。
コンテンツマーケティングとは、一つの手法を指すのではなく、段階的なプロセスを踏むことによって購買につなげる一連の流れだと理解するべきでしょう。
クリニックの集患にもコンテンツマーケティングが有効
コンテンツマーケティングの概念を理解すれば、クリニックの集患に活用する方策が見えてきます。
まず、ドクターが専門としている診療科目の特定の疾患についてのWebサイトを立ち上げます。
ブログ形式でも構いません。
あからさまにクリニックの宣伝をするのではなく、ひとりの医学者としての見地で疾病のメカニズムや特徴、治療法や家庭でもできる民間療法などを幅広く紹介してコンテンツ化します。
その疾病について「知りたい」と感じてサイトにアクセスする来訪者は、自分自身や家族がその疾病に悩んでいる『潜在患者』ですから、有益な情報を紹介してくれるドクターが開設しているクリニックにも興味を持ち、新たにクリニックを訪れる患者となるのです。
実際にクリニックの集患にコンテンツマーケティングを導入して成功した事例では、ドクター自身やスタッフのブログを通じて集患をアップさせているものが多く、従来の6〜10倍程度の集患に成功したという事例もあります。
ぜひ、クリニックの集患対策にコンテンツマーケティングを活用したいというドクターは、まずはご自身のブログを立ち上げてみることからチャレンジしてみましょう。