眼科を開業しようと計画している先生は、開業場所や予算など細かい計画も重要ですが、1日平均どのくらいの患者が訪れるのか気になることでしょう。
平均の患者数が分かれば借り入れの返済計画はもちろん、スタッフの人数やクリニックの大きさについても計画できますのでぜひ参考に考えてみましょう。
1日あたりの平均患者数
眼科は開業場所やさまざまなことからクリニックによって1日の平均患者数は違いますが、開業したばかりの眼科の1日平均患者数は約20人~40人です。
厚生労働省では診療所の1日の患者数の目安は40人となっていますが、開業すぐに40人は厳しいかもしれません。
開業から1年~1年半ほどで1日の患者数が平均50人~70人ほどになっていますので、この数字を目標にして計画すると良いでしょう。
患者が多くいつも流行っている診療所ですと90人~100人の患者が訪れているので、1日90人の患者が来るようになると良いですよね。
スタッフの効率化がポイント
1日の平均患者数は、クリニックの場所や先生の腕で決まっている訳ではありません。
患者の待ち時間をストレスなく過ごし、このクリニックなら通いたい!と思われることが重要なのです。
そのためには、スタッフに出来ることをさせて患者とスタッフが効率よく動けるようにすることが大切なのです。
カルテの確認や案内だけではなく、スタッフでもできるカウンセリングや説明なども指示しておくと医師の負担も減り患者の待ち時間も減らすことが可能でしょう。
患者がクリニックを選ぶ時代
現在では、なんでも調べる時代になり、新規の患者の中にはホームページや口コミ、紹介などで訪れる人も多いですよね。
その為、ホームページの作成は必須とも言えます。
患者数を増やす為には、クリニックの特徴を明確にしておくことは重要です。
例えば白内障などの手術があるのなら事前説明会や紹介制度、パンフレットなどを用意しておくのもおすすめです。
ホームページにも同様に、白内障に特化しているということがわかるようページを作成しておくことも重要です。
そのような特徴があるクリニックでは、少し遠い眼科でも新規の患者は訪れます。
たくさん眼科がある時代だからこそ、地元のクリニックへ行くよりも、信頼でき長く通える親しみやすい眼科であることが重要でしょう。
まとめ
眼科の開業は予算、借り入れ、開業場所や事業計画など考えることがたくさんありますよね。
1日の平均患者数を知ることで、返済や診療所の大きさの目安になると思いますので、ぜひ参考に素敵な眼科を開業してください。