クリニックを開業すると院長は、医師の顔だけでなく経営者の顔も持ちます。
その中で一番悩むのが一緒に働くスタッフの給料ではないでしょうか?
近しい開業医の先輩に相談するのもよいでしょう。
ですが、お金のお話しを本音で話してくれる人は決して多くはありません。
そこで今回は、一緒に働くスタッフの給料を決めるポイントを3つご紹介します。参考にしてください。
ポイント1:クリニック周辺の相場をチェック
スタッフの給料を決めるにあたり、まず、調べたいのが近隣地域の医療機関の給料相場です。
これは、自身のクリニックだけ高かったり、低かったりかけ離れすぎないようにするためです。
求人広告や求人サイトなどでチェックできます。
また、一緒に自身のクリニックと規模が近い経営のクリニックの相場もチェックするのもおすすめです。
近隣医療機関の相場、近隣地域の相場、同じ規模のクリニックの相場などの情報から分析して目安を決めましょう。
その際、業務経験や資格、年齢などで目安を分けてガイドラインを作るとわかりやすいかもしれません。
ポイント2:無理のない範囲で決める
給料の相場を把握することは重要です。
ですが、それだけで給料を決めてしまうのは危険です。
なぜならば、給料は、一度決めたら簡単に下げられないからです。
また、クリニックの経営に人件費は、大きな負担です。
そしてクリニックがオープンする前でどうなるかもわからない中で給料のガイドラインを作ります。
経営に負担がかかり過ぎないように気をつけましょう。
一般的には、収入の15%が目安とも言われています。
ポイント3:手当でバランスをつける
一緒に働くスタッフでも看護師と事務職、配偶者ありとなし、通勤の距離など個人の能力やライフスタイルなど違いがあります。
公平にするために一緒にするのはとても難しいです。
そんなとき、各種手当を設定することでバランスが取れます。
一度決めた給料は、簡単には変更ができませんが手当ならば調整は可能です。
また、経営状態に合わせて基本給は厳しいが手当で調整することも可能です。
各種手当で全体のバランスをつけましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、一緒に働くスタッフの給料の決め方についてご紹介しました。
給料は、スタッフのモチベーションにもつながります。
運営とのバランス、スタッフ間のバランスなどバランスを考えて決めましょう。