開業時に医師会に入ることのメリットとデメリット

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医院開業に向けて準備を進めている最中のドクターが頭を悩ませるひとつが「医師会に入会するか」という問題です。

医院開業時に医師会に入ることのメリットとデメリットを解説しましょう。

 

<開業時に医師会に入るメリット>

医師会に入会することで得られるメリットを挙げていきましょう。

まず、自治体主導による医療業務の委託が受けられるようになります。

予防接種や検診といった地域医療の業務委託を受けられるため、収入が安定するだけでなく医院の存在を地域にアピールし、集患にもつなげられます。

学校医の委託が受けられることもあるので、小児科開業を目指している場合は大きなメリットになるでしょう。

また、医師会に入会していれば、情報収集の機会が増えるというメリットもあります。

保健所が認知した感染症や食中毒などの発生情報がいち早く知らされるほか、医師会や行政が開催する講習会などの情報も入手できます。

開業医になると、外部からの情報は進んで努めない限り入手する機会が激減するため、医師会の情報発信は大きな助けになるでしょう。

さらに、医師会に入会することで、低利子・無担保の貸付事業や私的年金制度が利用できる場合があるほか、生命保険・賠償責任保険などへの加入も団体扱いとなって保険料が割安になるというメリットもあります。

 

<開業時に医師会に入るデメリット>

開業時に医師会への入会をためらい、結果として入会しないという選択肢をとるドクターも少なくありません。

医師会に入る最大のデメリットは年会費が高額であるという点です。

医師会の年会費は、地域によって差はありますが数百万円単位は下らないため、メリットと照らして判断する必要があるでしょう。

また、医師会に入会すると、休日の当番医や夜間診療の輪番を請け負うことになるため、業務負担が増えます。

会議や市民講座への出席を求められるなど、診療外での負担も生じます。

ドクターひとりの医院では、医師会の業務のために休診を余儀なくされることもあるほか、選挙戦が近づくと選挙活動への協力も必要となるため、医師会への入会を拒むドクターが多くなっています。

医師会に入会すると、医療業務外のさまざまな負担が増えるため、メリットとデメリットを十分に理解して入会を判断しましょう。

 

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