2020年の診療報酬改定の変更点まとめ

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2年に一度のサイクルで見直しがされる「診療報酬改定」。2018年に入院料の報酬体系が抜本的に見直されたため今回の改定は「働き方改革」などの対応が盛り込まれています。2020年の診療報酬改定の変更点についてご紹介します。

<2020年の診療報酬改定について>

改定率は、技術料に当たる本体部分が2018年度と同じ0.55%です。薬価等は1.01%引き下げられました。中でも今回、注目をされているのが引き上げられた0.55%のうち、0.08%が「救急病院の働き方改革」に充当された部分です。その他各科への配分は、以下の通りです。
医科→0.53%
歯科→0.59%
調剤→0.16%

<改定の基本的視点と具体的方向性について>

改定の基本的視点と具体的方向性は大きく分けて4つです。
・医療従事者の負担軽減、医師等の働き方改革の推進
・患者・国民にとって身近であって、安心・安全で質の高い医療の実現
・医療機能の分化・強化、連携と地域包括ケアシステムの推進
・効率化・適正化を通じた制度の安定性・持続可能性の向上
中でも重点課題となった医療従事者の負担軽減、医師等の働き方改革の推進は注目されています。具体的な方向性として救急医療体制、勤務環境改善の取り組み、タスクシフト・シェア、ICTの利活用が盛り込まれています。「医師等の働き方改革を推進する上で、オンライン診療などのICTの利活用は重要のようです。

<オンライン診療の主なポイント>

2020年の診療報酬改定の変更点の中でオンライン診療関連の主なポイントは3つです。
・オンライン診療を開始するまでの事前の対面診療の必要時間が該当管理料算定時から6カ月から3カ月に短縮された。
・対象患者に定期的に通院の必要がある慢性頭痛患者が追加された。
・緊急時の対応として疾患者が速やかに受診が可能な医療機関で対面診療を行えるように事前に受診が可能な医療機関を疾患者に説明した上で診療計画に記載する。
今回の変更で算定のハードルが下がり、算定を検討する医療機関も増えると予想される。

<まとめ>

いかがでしたか?今回は、2020年の診療報酬改定の変更点をご紹介しました。今回の改定とコロナウイルス感染症の影響でオンライン診療の活用を検討するクリニックも増えるでしょう。

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