【医院開業】医院開業用の土地探しについて

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<土地を買うか、借りるか

 医院を開業する場合、土地については、買う方法と借りる方法があります。土地を借りる場合には、建物を自分で建てる場合と、地主に建物を建ててもらって土地と建物をセットで借りる場合があります。土地と建物をセットで借りる場合には、地主と直接交渉するのは難しいため、一般的に、管理会社が仲介する形になります。

一方で、土地と建物の両方を買う場合もあります。この場合は、家賃の支払いは生じませんが、初期投資の金額が非常に大きくなります。また、土地を売りたがる地主も少ないため、土地の選択肢が少なくなります。

 

<土地の選び方

 土地を選ぶ際には、その地域の医療ニーズ、将来にわたる患者の数、競合する医院などを調査・分析する「診療圏調査」が必要です。そして、この診療圏調査に基づいて経営計画を作成することで、その土地が開業に適しているか否かを判定することが可能になります。また、医院に来る患者の8割以上は、その医院から半径3km以内、都心部であればその医院から半径1km以内から来ています。そのため、この半径以内に対象となりえる人々がいるのか、が重要になります。

 また、土地を選ぶ際には、周囲にどのような施設があるかが重要になります。例えば、小児科の医院を開業したい場合には、20~30代の夫婦が多く住んでいて、今後出産が続くと思われる地域を選ぶことが好ましいです。保育園や幼稚園の数が多い地域では、そのような傾向が高いと思われます。

 また、土地を選ぶ際には、競合する医院がないことも重要です。内科のように患者の多い診療科目で開業する場合は、競合する医院が出てくる可能性が高く、やむを得ない場合もありますが、精神科や眼科、皮膚科のようなマイナーな診療科目で開業する場合であって、それほど人口の多くない街にすでに競合する医院がある場合には、患者の数がどうしても少なくなるため、苦しい経営を強いられる可能性が高くなります。

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