クリニックの就業規則は開業前に定めよう

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場当たり的な対処はNG!就業規則の重要性

どんな職場でも必ず『就業規則』があるものです。
就業規則がなければ、始業や終業、営業日や休日の定めが曖昧になるし、有給休暇や特別休暇などの定めもありません。
勤務に対する姿勢、身だしなみなどを定めるのも就業規則です。
さらに、職員が何らかの非違事案を起こした場合に懲罰を与える際の根拠ともなります。

もし就業規則による定めがなければ、職員が自由な時間に出退勤することも、突然休暇を取ることも、自由な服装で勤務することも規制する根拠がないし、非違事案を理由に解雇を申し渡しても不当解雇を主張される原因になってしまいます。
その場その場で「この場合はこうする」という指示を与えたところで、その度に新しいルールを周知徹底させることは難しいし、かえって職場に混乱を招きます。
職員が安心して働ける環境を約束しながら、事業主の身を守ることにもつながるため、就業規則を規定することは非常に重要なのです。

クリニックの就業規則は開業前に定めること!

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クリニックにおける就業規則は、スタッフの勤務時間や勤務体制、休暇などの厚生面の支えとなるとともに、勤務時の身だしなみや言葉遣いなどを規制して、クリニックの健全な運営に貢献します。
クリニックの運営には就業規則が絶対に必要ですが、問題は就業規則を規定するタイミングです。
これからクリニックを開業する予定であれば、就業規則は開業前に規定するようにしましょう。
開業後に起きたトラブルに応じて就業規則を規定しても、スタッフにとっては口うるささに面倒臭さを加えられたに過ぎません。
開業前に作成、規定された就業規則は、スタッフの雇用時にも提示、説明をすることになります。

つまり「就業規則を理解したうえで雇用された」状態になるわけです。
これが就業規則を規定しないまま雇用していると「雇われた時には色々言われることはなかったのに、後々になって面倒な約束ごとを増やされた」ととらえられてしまいます。

「就業規則の規定はクリニックの開業前」というのが鉄則ですが、作成にあたっては社会保険労務士などの専門家の助力を受けるようにしましょう。
経営者であるドクターが思うままに規定してしまうと、知らずのうちに労働に関する法律に違反してしまう場合があります。
もしクリニック開業を目指しながら準備をしている段階で「就業規則のことを失念していた」というドクターがいれば、早急に労働関係の法律に精通した専門家に相談することをオススメします。

 

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