医者として独立してクリニックを上手く経営していくためには、いざという時のためや健全な経営のため色々な費用削減を心掛けることがとても重要です。
具体的にどのように費用を削減すればいいのかについて考えていきます。
一番の抑えどころは人件費
病院・クリニックのコストの半分程度が人件費であると言われています。
クリニックの運営を医者一人で行っているところはありませんので、どうしても看護師や受付のスタッフが必要になります。
受付は患者さんを最初に出迎える病院の顔ですし、看護師さんは診療の時の大事な片腕になってくれます。
スタッフを減らそうとするのではなく、優秀なスタッフを確保しつつも人件費を抑えていくことが必要となります。
まずは出来るだけ残業などの時間外労働がかからない様に配慮をすることが大切です。
またスタッフを雇う場合、出来ればパート・アルバイトで雇うようにすると社会保険や賞与などがかからなくて済みます。
ただ優秀なスタッフに長く勤めていただくためには、長く勤めたいと思ってもらえる待遇も必要ですので頻繁に希望を聞く機会を設けてお互いの納得のいく雇用関係を結んでいく必要があります。
薬代・光熱費にも気を配りましょう
クリニックと切り離せないのが薬代です。
人件費の次にコストが掛かっていると言われています。
薬はクリニックには必要不可欠なものです。
まずは使用期限の過ぎてしまったものを破棄する様な無駄をなくすために、徹底的な在庫管理をすることが大切です。
在庫管理をしたうえで必要なものを無駄なく足すようにしていくようにしましょう。
また小さな積み重ねが意外と大きな額になるのが光熱費です。
効きすぎた冷房・暖房は身体のためにも良くないのでエアコンの温度には気をつけましょう。
また古いエアコンと新しいものでは電力使用量が想像以上に違いますので、エアコンが古くなっている場合は思い切ってエコモードなどのある新しいものに変える見極めも必要です。
病院は手を洗うなど水を使う機会も多いですので節水器を導入すると使用する時の感じは変わらず水道代が浮くのでオススメです。
おわりに
クリニックの順調な運営には患者さんを大切にすることはもちろんの事、その患者さんや大事なスタッフと共に長く存在するために健全な経営のために費用削減を常に心がけることも大切です。
出来ることから取り入れてみましょう。