成功する歯科医院のドクターには共通点がある?
全国の歯科医院の数がコンビニエンスストアの数を上回るという現状は既に周知の話であり、市中の歯科医院は激しい生存競争の真っ只中に置かれています。
新規開業した歯科医院の実に3割が開業後3年以内に廃業しており、ドクターの年収は一般的なサラリーマンと比較すると桁違いの高収入であるのに歯科医師の年収はサラリーマン程度、もしくはそれ以下だという話さえあります。
とはいえ、これは歯科医師の中下層における話であり、上層を占める「成功を収めている歯科医院のドクター」が存在するというのもまた現実です。
では、一体どんなドクターが歯科医院で成功を収めているのでしょう?
成功しているドクターは共通して「患者が何を評価するのか?」を理解しています。
実は、ドクターが最新の医療技術を習得している、最新鋭の治療機器を導入しているなどという面は、患者は何ら評価していません。
いかに痛みを感じないか、歯科医院に通う手間が少ないか、ドクターやスタッフが親切で院内の雰囲気が良いか、という程度のことが多くの患者が歯科医院に抱く評価基準なのです。
患者は歯科に対する専門知識を持っていません。
理想の医療を実現するために独立開業した歯科医師にとっては歯がゆく感じる話ですが、患者のニーズは思った以上に短絡的なところにあり、このニーズに対応できる歯科医院は共通して集患に成功しているのです。
歯科医院で成功するには経営ビジョンが必須!
集患に成功している歯科医院は患者のニーズに対応しているという点で共通していますが、かといって誰しもが「無痛でスピーディーで雰囲気が良ければ成功するのか」と言うと、これもまた間違いです。
いかに患者のニーズに対応していても、経営者としてのビジョンをしっかりと持っていないドクターが成功することはありません。
開業医はドクターであり経営者です。
良い治療のみに専念するのではなく、長期的に集患に成功するための方策やスタッフの人事管理、歯科医院の経理全体の把握など、経営者としての視点を持って理想の歯科医院の実現に熱を入れるドクターが成功を収めます。
成功を収める歯科医師は、1人のドクターという立場にとらわれず、1人の経営者としての立場にたって歯科医院の経営全体を見渡す視野を持っています。
理想の医療の追求だけにとらわれず、理想の歯科医院づくりを目標に成功を目指しましょう。