確定申告が近づくにつれて、慌ただしくなってしまう開業医の方も多いのではないでしょうか?
「なかなか上手く確定申告することができない」「確定申告する際に知っておきたいポイントが分からない」など、悩みを抱えている方も少なくありません。
そこでここでは、開業医の確定申告で押さえるべきポイントについてご紹介いたします。
経費計上は事業との関連付けが極めて重要!
経費として計上することができるのは、事業と関連付けることができるかどうかによって変わってくるものです。
分かりやすい例では自家用車の経費計上で、家族で利用する他、出勤に使用している場合には、一部を経費として計上することができます。
自家用車の中でも、高級外車をはじめとする趣向性の高い車種の場合、経費計上することができない場合もあるため、その点は注意が必要です。
このように、全部を経費計上することができなくても一部を計上することができるものは多く、事業との関連性を見つめ直すことをおすすめします。
経費の変化率には注意が必要?
よく出回っている噂の一つとして「税務署は経費の金額ではなく、経費の変化を注視している」というものがあります。
あくまで噂となっていますが、少し考えていると、これは納得のいく噂かもしれません。
例えば、昨年の福利厚生費や接待交際費が30万、40万だったにも関わらず、今年は120万を超えてしまっている場合、これは疑わしいと言わざるを得ないでしょう。
スタッフの増加や売上増加に伴うものであれば、問題として取り上げられることもありませんが、経費だけが不自然に伸びてしまうのは違和感を与えてしまいます。
噂の真意は分かりかねますが、少なくとも経費は税務署がチェックしているポイントであるため、昨年よりも大幅に数字に変化が出てしまう場合には注意する必要があります。
まとめ
確定申告をする際には、計上できる経費をしっかりと見直し、税務署から不要な疑いをかけられないように注意しましょう。
また「事業に関連付けられるものの多くは経費として計上することができる」というポイントを把握しておくことで、無駄のない確定申告を行うことができます。
困った際には、迷わずに顧問の税理士さんを頼るという方法も良いでしょう。